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ヒッチハイクの賛否両論

 昨日、途中まで見た『ヒッチャー』を、今日は夕食後に全部見終えた。やはり怪優ルトガー・ハウアーヒッチャーを超えることは到底できないのだが、別の作品だと思ってみれば、ヒロインの女の子は可愛いのに怒り狂うとドラ声になったりして、全然別のバイオレンス映画として捉えることができる。でもルトガー・ハウアーの方は、やっぱり『ブレードランナー』のラスト・レプリカントと同じく、微笑みすらが恐怖だった。リメイク版『ヒッチャー』のサイコには笑いが足りない。

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 昨日から読み始めたジャック・ケッチャムの『閉店時間』は中編集。二作目の中編を今日読み出したのだが、これが『ヒッチハイク』というスリラー。一日に二つもヒッチハイクの恐怖を味わっているのかよ、と思わず苦笑。
 ところで『ヒッチハイクの賛否両論』というロジャー・ウォーターズの古いが、しかし凝ったアルバムが好きである。夜明けに見る夢を題材にしてリアルタイムに時系列どおり進行する組曲みたいな音楽だ。このアルバムでは、エリック・クラプトンが自作のアルバムなどよりもよほどエモーショナルなギターを掻き鳴らしてくれていて、まるで別人のようであるのもいい。
 ヒッチハイクの賛否両論、とはよく言ったものだ。若い頃は、山に登った帰りなど何度もヒッチハイクをしたものだった。今だったら怖さを知っているから、そう容易には利用できないかもしれない。羅臼岳を下りたところにある岩尾別から知床五湖まで乗せてくれた釧路の家族のワゴン車みたいなヒッチハイクだったら、何度でも乗りたいけれど。
 そういえばぼく自身、支笏湖で拾った若いカップルを石狩の北の方まで乗せてあげたことがある。今では行き先のカードを掲げて高速の入口辺りで待機しているヒッチハイカーの姿をとんと見かけなくなった気がする。