シュンの日記なページ

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ケント紙を回想する

 朝、仕事場近くの宇佐美石油ではレギュラー・ガソリン123円の看板が出ていた。昼過ぎに同じ場所を通りかかると、その値段は157円に跳ね上がっていた。軒並み157円から160円の看板を出している。奥尻島積丹などでは200円くらいになっているのではないか、と思われた。

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 ごく近場の公園のトイレで硫化水素で少女が自殺をしたそうである。職場の同僚がすぐ近所に住んでおり、様子を見に行くと、警察が黄色いテープを張り巡らしていたという。ベビーカーに赤ちゃんを乗せた主婦や、学校帰りの小学生たちがそのトイレに近寄れば、道連れになったに違いない。死ぬのに痛くない、楽に死ねる方法を選びたい気持ちはわかる。でも、死ぬ者は飛び降り自殺で人を巻き込むこともあれば、轢死により通勤時の交通をストップさせることもある。ガス自殺で死んで火災を起こし、アパートの住人に迷惑をかけることもある。やはり死ぬなら富士の樹海に入り込んで、独り静かに死んで欲しいと思う。誰かに発見されたい死。一緒に誰かと(それが見知らぬ他人であれ)共有したい死。科学的化合物で知らぬ間に迎える簡単な死。そんな死ばかりがちまたに増えてきたような気がする。

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 ケント紙を買いに出かける。ケント紙を買いに出かけるなんて、中学生以来かもしれない。石森章太郎の『マンガ家入門』と手塚治虫の『マンガの描き方』が座右の書であったあの頃、丸ペン、Gペン、竹ペン、カラスグチなどを駆使し、大阪の17歳が主催している同人誌に入って、漫画を書いていた。今と違って不便な時代、ちゃんと印刷屋に出して作る手製の同人誌に自分の絵が少しでも掲載されるとどきどきした。倒産する前の虫プロが出していた少年漫画誌『COM』の読者ページを通して知り合った会だった。
 ところが近所を回ってもケント紙はなかなか見つからない。仕方なく厚手のレーザー・プリンター用紙を買ってきた。どのみち漫画を描くわけではない。レーザー・プリンターに潜らせるだけだ。ケント紙、という響きに過剰反応してしまっただけである。

 石ノ森章太郎のマンガ家入門 (秋田文庫) マンガの描き方―似顔絵から長編まで (知恵の森文庫)

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 浦和レッズはそう言えば首位になってしまった。あれだけヘボい内容のサッカーでも結果が結果であればそんな偶然も起こりうるということだろう。仕事場でも思い当たることが多々あったりする。

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 昨日は安全装置が働かない状態で無理矢理使っていた修理途上の灯油ボイラーだが、今日はすっかり元通り修理が完了していた。風呂に湯を張り、ゆっくりと体を沈めることができる。でも、ここ数日に較べて、格段に暖かい夜である。すぐに湯から飛び出してシャワーを使った。お湯の出る生活。そういうイメージだけでも満足すべきである。

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 CSIのDVDが溜まりすぎて、どこまで見たものか、覚えていない。セカンドシーズンのDVDを何枚かチェックするが、すべて見た記憶がある。サードシーズンも半分くらいまでは見ているのだった。ようやく新しいストーリーに出くわしたが、その回は、キャサリンウィローズの娘が溺死しそうになり、元夫が殺されるという重要事件の回でありながら、同時に、ギル・グリッソムが、SMの魔女的誘惑者であるレディ・ヘザーにより二度目のピンチに陥りそうになるサブストーリーまで噛んでいる。何と贅沢で印象深い回であることか! ブラボー!