吹雪の日、ラーメンの日
猛烈な吹雪。一日中、ひっきりなしに、高密度に空間を埋める無数の粉雪である。
そんな中、妻は仕事に出かけ、息子は友人とどこかに出かけ、ぼくは独り家に取り残されて、読書三昧である。窓に本のページを向けて寝転がって読む。少々腕が疲れるのは、船戸与一の新刊『藪枯らし純次』が620ページと厚手のハードカバーであるからだ。
朝にはトーストを焼いて、ハムやチーズを乗せて、インスタントコーヒーで飲み下す。
昼には、小鍋でインスタントラーメンを作る。葱やワカメを刻んで、メンマや卵を浮かべる。絶対になみいるカップ麺よりも出来栄えがよく、しかも美味い。
※ちなみに銘柄はマルちゃんの「屋台十八番」。もちろん北海道限定。
夜には皆、家に帰ってくる。夜は鍋。我が家は基本的に水炊き。鱈と鶏と牡蠣を入れて、おろしポン酢で食べる。日本酒は、亡き父の宮城の友人から送ってもらった一ノ蔵無鑑査を。
サッカーを見ながら、沢山呑んでしまった。東アジア選手権、またも優勝逃し。日本人はなぜシュートを打たないのか? そう主体性がないからです。組織プレイが大好きすぎるのだ。冒険しろよ、独力でゴールに向かえ。君らはサラリーマンじゃないのだから!
今日のうち最後まで読んでしまおうと思った本が、最後に息切れ。580ページでやめておき、朝になったら続きを読み終えてしまおう。