真冬のど真ん中

　

　朝、11時。ぼくのホームドクターである近所の医院、土曜午前の診療を受けに出発しようとすると、車が写真のような有り様。一晩でこのくらい積もる日が、ここのところ連日のように続く。
　血圧が下がっていた。雪かきがけっこういい運動になっているのかな。雪もバカにならないね、というようなことを先生に言われる。なるほど。
　雪を載せたまま走り、人家の途切れる原野に出て、屋根の雪を砕いて落とす。結構な重量を取り除いてから、家に帰る。ちょうど妻が大量の雪かき仕事を終えるところだった。
　近所中の人がママダンプで雪を空地に運んでいる。子供たちが雪の中に転がって体を休めているのか遊んでいるかしている。札幌の真冬のど真ん中だ。