シュンの日記なページ

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誕生日は屋台で

crimewave2008-01-09

 函館の大門横丁なる屋台村にゆく。海風が冷たく、非常に体感温度が低い。歩くだけでもつらい寒さである。
 呑み食い処 創そうに入ると、今年一番の寒さだと思い切り告げられる。これまで冬の函館に何度も来ているけれど、ここまでの極寒は初めてだ。イカ天ぷら、牡蠣鍋で体の中を暖め、この店一番の人気メニューだという「いももちグラタン」でとどめ! 北海道特有のいももちで周囲を固め、中から蕩けたまま零れ出すのがクリームシチュー。こいつは美味いや。
 若き同僚と別れ、独りになってからホルモン番長へ。ここでは当然ホルモン焼きと生ビールを。おでん屋だったお婆ちゃんが体を壊し3年契約をまっとうできなかったため、昨年夏くらいから居抜きで補欠入村したという歴史新しい店。
 この屋台村も帯広と同じく三年経ったら審査やり直しだそうで、同じような店は複数店入れず、ジャンルの異なる方向を打ち出すと入りやすいという。このホルモン番長も、カウンターにガスコンロを置いてここでホルモンを焼きつつ、カウンターで適度に楽しめる趣向。看板娘が仕事を追えてカウンターのこちら側に座っており、わたしは函館弁か? ということをお客に聞いてくる。札幌とはまるで違う函館弁だよと答える。東京から観光か仕事かで来ていた美女と野獣カップルには、札幌と函館の言葉の違いはわからないみたいだった。
 最後に駅前でラーメンを食べ(明らかに食い過ぎである)、駅前のホテル最上階で天然温泉に浸かる。雪降り風吹き荒れる駅前コンコースを、湯船から見下ろすと、先ほどまでそこにいて感じられた北風地獄が、美しい雪で覆われたパラダイスのように見えるのだった。
 独りで閉じていった誕生日の夜、この湯船のひとときをプレゼントと考えよう。