手稲山残照
元日からいろいろと慌しい。
同僚の父の訃報が飛び込んできたのだ。密葬ということだから、今日の通夜、明日の告別式への会葬は遠慮差し上げるのだが、職員たちへの緊急連絡、弔電、供花の手配と、そこそこ慌しくパソコンに向かった。
それにしても、大晦日に父の死を迎えねばならなかった一家の辛さは、想像に難くない。
しかしその訃報は夕刻。それより少し前の、午後のひと時、恒例の初詣に出かけたのだ。最近は造成地での人口流入が激しく、参拝客が激増しており、かつては見られなかった参道の行列がここ一、二年当たり前のようになっていた。
ついでに寄ろうとしたヤマダ電機は駐車待ちの渋滞を起こしており、すぐに踵を返す羽目になる。代わりにコーチャン・フォーに向かい、ディック・フランシス、パトリシア・コーンウェル、ジョン・グリシャムの新作を入手した。とても書店とは思えないコーチャンフォーの店構えは以下の通り。
ちょうど帰宅する頃、夕焼けがとても綺麗だったので、手稲山の残照を撮影した。撮影スポットは近所の、コンクリート・モニュメントがある公園。札幌の気持ちよく晴れた正月。こうした風景美を味わえるだけで、ぼくは満足である。