時は過ぎ去りて

　朝9時半に起きてしまうが、5時間も寝ていない。さすがにふらつく。午前中はPCに向かい、午後には、張りに張った体にマッサージを施してもらいに出かける。

　忘れていたが、明日はゴルフの月例会だった。平日なので、近所の練習場に寄ることにした。1100円一時間打ち放題で、調整、のつもりが、太陽を真っ向から受けて汗だくのハードな練習というダメージになってしまった。

　家に帰って服を脱ぐと、全身プールに飛び込んだみたいに汗でびしょ濡れだった。すべてを着替えることにした。

　夜は、妻は仕事先の呑み会。息子と二人で鋤焼きを突きながら、ビールを呑み、ニュースなどを見る。そう言えば参院選なども目の前だったな。マッサージを受けている時、おぼろげな意識の中に、「橋本聖子です」なんて選挙カーの声が入り込んできたことも思い出してきた。

　落ち着いたところで母に、父の死を電話で報告した。離婚して何十年も経ったとは言え、私と弟との四人家族で一時代をともに生きた相手の死である。母は、受話器のむこうでそれなりにショックを受け、そして泣いた。

　その後の時間は、ひさびさにレコードをかけたり、静かに本を読んだりして過ごした。今週はこういう時間をとっていなかったから。ちなみにレコードはニール・ヤングの「ハーベスト」「時は過ぎ去りて」「渚にて」、本は船戸与一の「事変の夜」を。