シュンの日記なページ

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きつねやでチーズ

crimewave2007-05-17

 東銀座泊の朝は、築地で、と決まっている。宿酔い気味の朝、きつねやでいつものようにホルモンを掻き込んでいると、かわいらしい二十歳くらいの外人の女の子が、"Hi!"、と横から声をかけてくる。バックパックを下ろし、デジカメを構えて、写真を撮りたがっているのだ。みんな、こっちを向いてと明るい大声で言っているのだが、みんな食うことに夢中だ。気づいていない隣の親父を指差し、ぼくに"Tap! Tap!"というのだが、いやだよ、知らない親父の肩叩くの。

 そしたらその女の子は、店でホルモンを食べているダーク系のおじさんたち皆の肩を叩いてカメラを構えるが、おじさんたちは、ふたたびご飯とホルモンに夢中になり、下を向く。結局、ぼくだけがにっこりと丼を指して撮影してもらったのだが、女の子はデジカメで撮影の成果をほらほらと見せてくれる。

 彼女は、とても機嫌が良くなつっこい。こんな笑顔なら逆にデジカメを持ってきて彼女を撮るのだった。

 その後、彼女は、食べている親父たちに果敢にもインタビューを試みたのだが、はてさてどうしたものか、親父たちも店のおばちゃんも、とても困った様子だった。何せ全部英語なんだものな。

 いつの朝も外人がいる築地だけど、こういう飾らない外人旅行者が多いのも築地。雨の朝だっていうのになぜか明るく元気が出てきちゃった。