マッコリにやられる
久々、富良野で一人の夜を過ごす。少し霙っぽい雪が舞う夜。ぼくは富良野の一人の夜が大好きだ。行きたいところがいっぱいあるからだ。
今宵は、○元で焼肉を突きながらビールをぐびぐびと呑む。テレビでは日ハムが6試合ぶりの勝利。自信満々のダルビッシュの顔を拝みながら、塩ホルモンや牛サガリをひっくり返す。
マッコリを頼むと「白マッコリ? オコゲ? 黒豆マッコリ?」
なんだ、それは? ということで、オコゲと黒豆マッコリを呑んだ。黒はヤクルトみたいで、オコゲはゴマドレッシングみたいな甘みだった。正直言ってどちらも最悪だ。黒は女性受けしそうだが、俺には合わない。
その後二軒目の行きつけのカウンターで赤霧島をロックで何杯か呑んだのだが、いつもに増して強烈な悪酔いの気配を感じた。オコゲ、あるいは黒豆のせい……だと思う。