北の屋台村 春先篇
焼き鳥のやっさんにて。早い時刻とて、貸切状態。椅子に座らぬうちに生ビールとレバ刺し、と注文する。帯広のやっさんと釧路赤ちょうちんの三笠はレバ刺しが日本一美味いところである。美味いレバ刺しはしなっとしていなくて、しゃきしゃきと歯応えがあり、何もつけなくっても甘くて美味しいのである。
二軒目、御多幸では、熟年夫婦三組が呑んでいた。移住組の一組と話が盛り上がる。おっちゃんがカヤック趣味、しかもホワイト何たら言って激流が趣味らしいので、興味を覚え、いろいろ聞く。
客が全員引けた後、写真趣味のマスターが糠平湖のめがね橋を湖上から撮れるチャンスがあるんだと嬉しそうに言うので、タウシュベツが湖底に沈んでいて見ることができなかった悲劇を話す。月末に浦和レッズ十勝支部結成記念オフがあるから、その帰りにタウシュベツに立ち寄り、今度こそ目撃しようと誓う。撮影スポットなどの地図を入手しておくから前夜に寄りなさいとマスターに言われる。さて寄る暇なんてあるかな?
北の勝と田酒とで酔いが回りすぎた。