シュンの日記なページ

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土のありがたみ

 土が顔を出していた。何がって、ゴルフ練習場に。例によって仕事帰りのゴルフレッスン。まだ一面雪野原には変わりないのだが、打席から3mばかりの間の空間の雪が解けて、土が顔を出していた。コーチがそこにボールをばら撒いて、練習生が数人、土の上のボールを打っている。若干の芝も雪の下から覗いている。ぼくもその上にボールを置いて打ってみた。

 冬の札幌の、長く寒い雪の夜に毎週ゴルフ練習をしてきた人間が、半年ぶりに、土の上のボールを打つ瞬間の気持ちがわかりますか。土に再会できることの嬉しさが……。四季感というのは、こういうことをいうのです。

 ちなみに人工芝の練習場ではかっちりと打てるのに、土の上、霜柱が崩れた跡にボールを乗せると、思うように打ち切れない。若干の傾斜にフォームが崩れかける。また人工芝に戻ると綺麗に打つことができる。土の味わいとは、心にとても優しいが、同時に、大変厳しいゴルフの先生でもあった。