シュンの日記なページ

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福神漬けの立場

 朝から築地市場で久しぶりの煮込み定食。弱った体にエネルギーを注ぎこむ機能だけは大抵万全だ。食欲が失せるケースはどんな発熱状態であろうと滅多になく、これで回復してやると矢鱈とむきになって食べ物に食らいつくのがぼくの従前のやり方だ。

 昼には札幌に帰り着いている。新千歳空港駐車場から車で恵庭に走り、有名なカレーチェーンのCoCo壱番屋恵庭店にて大好きなチキンカツ、ほうれん草のミックス、4辛、ご飯は普通盛り……を頼み、豪快に食い終えてみると、何だか足りない。

 そう、すべてのテーブルから福神漬けが消えているではないか。このチェーン店は確か福神漬けは食べ放題だったはず。困ったことに、ぼくはさほど福神漬けを食べない。食べ放題であっても何でも、あまり手をつけない。だが、ないと困る。少しだけ掬いたい。しばらく迷った後、店員に声をかけると「あ、すみません。失礼いたしました。どうしましょうか?」という。もうカレー本体を食べ終わっている様子を見て、向うも判断に困ったのだろう。とにかく持ってくるように頼み、少しだけその福神漬けを食べてから会計のところにレシートを持ってゆく。「先ほどは大変失礼いたしました」と店員。それはいいのだが、隣のテーブルのお客さんにも福神漬けを持って行ってないよ、と気になって仕方のないぼくなのであった。