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伸二復調の兆し、だけれど…… 

 浦和 2-0 大宮

 伸二は4/26のナビ杯予選で既にピッチに戻っているのだが、全国的に放送なしという恵まれない状況下で、そこそこの活躍が報じられ、それなりに気になった。とにかく今年の伸二は、夢を壊す出来具合いと言ってもいいほどで、高校出立てのあの頃の方が、遥かに生き生きと輝いていたように思えるくらいに、伸二ファンとしては本当にやきもきさせられている。

 今日のゲームを見ていると、伸二は最初はボランチでスタートし、最後にはフォワードの位置にいた。要するにある程度ポジションを任されている中で、長谷部、山田と連携を取りフリーの1.5列目&ボランチを試合中に切り替えて使っているというイメージである。

 その三人の中で最も守備よりも攻撃参加が多かったのが伸二だった。どんどん前目に突っ込んでくる姿勢から言って、より攻撃的に、より積極的にと意識しているのは明らかなのだが、逆に言えば、そのあたりが、好調の山田、長谷部にあって、伸二は足りないものかなと思われた。

 山田も長谷部も、実は浦和レッズのリーグ最少失点を支える全員ディフェンスの要といえる働きを常にしているのであって、攻撃2に対して守備が8であると言っていい。フォア・ディフェンスがあるからこそ、裏を突かれたた時には少々頼りない感じのするバックラインをカバーしているのだと思っている。

 そうした基本は守備、そしてボールの奪還を起点にした、アタックの開始というのが、今のレッズを支えるシステムだと思う。伸二は、攻撃面の意識が強すぎるために、このチームにフィットしないでいるような気がする。伸二に求められているのは、一得点目のワシントンに出したような、後方からの正確なロングパスであり、時折突っかけてゆくドリブル以上にサイドへの展開であるのだと思う。

 何度かチャレンジの見られた平川へのパスなど(結果的に機能しなかったけれど)、もっともっとダイナミックなレッズを作るために伸二にはもっと大きな意識変革を遂げて欲しいところなのだが。