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相性

 浦和レッズ 0-0 名古屋グランパス

 いつかは連勝は止まるとは思っていたけれど、このチーム相手にというのだけは嫌だった。選手たちに、名古屋が苦手だと刷り込まれている人はあまりいないだろうけれど、ぼくら古いサポーターの遺伝子には、名古屋が相性最悪との情報はしっかり刷り込まれている。

 その相手にだけはしっかり勝って、今シーズンをぶっちぎりたかった。刷り込まれている選手は誰だろうと振り返ると、山田と小野しかいない。その山田が、苦手名古屋に対する闘志をむき出しにするどころか、何故か塩をかけられたナメクジみたいにへなへななプレイに終始していた今日の試合。ギドの位置から見ていて、10分で交代を考えなかったろうかと思うと、それが不思議だ。小野はまた別の問題。

 ワシントンはよかったけれど、結局審判との相性が最悪。あまりにも体が強いゆえに、首に古賀の腕が巻きつけられていても、逆ファールを取られるなど、不運もあった。さすが、名古屋戦には魔がひそんでいる。

 さらにポンテのゴールシーンもオフサイドに。確かにワシントンはオフサイドポジションにいたけれど、後ろから飛び込んだポンテにまでオフサイドが適用になり、ゴールが取り消されるなど、こうなるともう名古屋の呪いとしか言いようがない。

 本当はこんなことは書きたくはないのだ。そんな呪いの数々を跳ね除けて、名古屋への苦手意識を刷り込まれているもう一人の選手、小野伸二は、積極性とイメージの鋭さを持って、素晴らしいポジショニングを反復してみせた。だが、イメージは鋭くても、体の切れは何故か悪い。パスミスも重ね、キープ力も今ひとつ。何よりも決定的なポンテからのクロスを、前節に続いて、またしても外してしまう。本来の伸二を知っている者には、少し考えられないシーンではあった。

 いろいろな悪い要素が重なって、苦い思いをする。引き分けで勝ち点1だけ頭一つ抜けてはいるけれど、こんな試合だって積み重ねてしまえば、流れはいつか変わる。J2の時代の怖さを知っている身には、決して選手を揃えただけでリーグを乗り切れることはできないという現実が身に沁みてわかっているのだ。