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札幌の醤油ラーメン

 札幌の醤油ラーメンは黒い色が濃いのだが、どうも普通ではない醤油を使っているところが多いみたいだ。

 例えば、今日入った「くら吉」は、後でネットで調べたところによると醤油が有名。旨吉醤油と焙煎醤油と二つあり、前者はとんこつ、後者は鶏がらベース。本来はとんこつが好きなのだが、東京ラーメンのあっさり醤油ラーメンを札幌に求めるぼくとしては、敢えて焙煎醤油ラーメンを注文してみた。

 札幌のラーメン店としては、餃子がメニューにあるのは嬉しい。餃子は、まあ標準的に美味しかったが、醤油ラーメンのほうは、やはり「焙煎」というところが余計なのだ。醤油が強すぎて、とてもスープを飲んではあ〜とため息をつく幸せを味わう気になれない。醤油ラーメンといっても何も醤油を売りにすることはないじゃないか。ラーメンスープとしてのバランスでしょ、バランス。

 石狩にある「だるま」という店では醤油ラーメンが四種類もあった。もしかして醤油ラーメンを売りにしている店って、味噌ラーメンに対抗していないか? 東京では「醤油ラーメン」とメニューには書かないものなあ。ラーメン、タンメン、みそラーメン、っていう順に並んでいるものなあ。醤油ラーメンではなく、ぼくはラーメンが食べたいのだが、札幌にはラーメンというのはないのだろうか?

 いや、ある、北海道庁地下食堂のラーメンだ。あるいは流通卸センターの地下食堂のラーメンだ。いずれもパートのおばちゃんたちが作っているところを見ると、業務用スープを缶で仕入れているのだろう。同じように缶を開けてスープをどぼどぼと継ぎ足していた、かつての東武伊勢崎線西新井駅のホームの立ち食いラーメンが、美味いと有名だったあの頃を思い出す。東京の、あの何にも凝っていない、全然偉そうではない、どこにでもあるラーメンが札幌にもあることはあるのだよ。そういえば、高速道路のサービスエリアのラーメンも大抵は気さくで謙虚な普通のラーメンであったな。

 築地市場で朝から行列をなしているラーメン屋があり、ラーメン屋めぐりをしていた山の後輩たちはここが何と言っても東京でトップだと言っていた。ぼくも毎月のように築地市場で朝を迎えるが、築地の朝のラーメンというのがどうも駄目なのである。朝の築地はやはりモツ煮に尽きるからだ。