ハシゴ四軒
まず取引先のビアパーティに出かける。一年に一度くらいしか会えない顔と少しだけ話してまわる。片手にビールを持った立食形式。
その後、大通り公園を使ったビアガーデンにタクシーで移動。北海道難病連の催すサントリーモルツのコーナーを予め予約してあり、ビールチケットも購入済みだ。豊平川花火大会の音を聞きながら(花火は見えない)、ビールを呑むと、同じ生ビールでもこうも味が違うかと思うほど、ここのモルツが美味しく感じられた。札幌の短い夏のささやかな楽しみ。
浴衣姿の娘たちに目を奪われながら地下鉄で麻生駅へ。独りになり、なじみのとり千へ。地下鉄でちょうど読み終えた横山秀夫の『震度0(ゼロ)』を店主に渡し、荷物を減らす。砂肝としし唐で麦焼酎の水割を呑み、外に出る。バスの最終を少し過ぎていたから、もう一軒。
四軒目の店では芋焼酎のロックを何杯か呑み、当初の目的であったカラオケを全然歌わず、話に夢中になって真夜中を迎える。
タクシーの運転手と、花火大会&ビアガーデンで札幌も景気がいいなんて話をしながら、楽しく明るい夜を、家に向かった。