シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

ミドルシュートの重要さ

 浦和レッズvsアルビレックス新潟 2-1
 BS解説の木村さんがしきりに言っていたが、ここまで引いて守る相手を崩すためにはサイド攻撃と、枠に行くミドルシュートしかないのだと思う。前半12分までは、レッズの攻撃に華麗さを感じたが、平川が慎吾に負けるようになって試合は面白くなってきた。最初の平川のダッシュは、先月のナビ杯での0-3という結果への新潟への雪辱を込めたギド采配、慎吾対策として、やるじゃねえかと思わせるものがあったのだが、その肝心の平川が飛ばしすぎて息切れし始めると、レッズの攻撃は中央に集まり始め、敵の包囲網に引っかかるようになった。
 しかもカウンターからエジミウソンのヘッディング・シュート(上手過ぎる!)を許すと、ますます相手が引き始め、先生できなかったときのレッズの負けパターンかと思われた。
 でも、これを切り崩す勝ち方はやはりミドルシュートが一番なのだ。啓太のミドルが決まってから、レッズの中盤はミドルを打つようになった気がするが、ミドルを枠内に抑えて、しかもある程度スピードを殺さずに打つのはなかなかに難しいことなのである。レッズのレギュラーでは、ミドルの打ち手といえば、啓太、山田、長谷部といったところしかいないように思う。今日は珍しく内館が試みたけれど枠からは遠く外れた。
 今日はヤマのシュートで勝負ありという空気になった。ミドルには、それなりに打ち上げ花火的な豪快さもあるし、スタジアムが乗り乗りになるという効果もある。そのせいで一気に旗色はレッズに向き、結果的に逆転に繋げた。かほどにミドルの精度あるシュートというものは貴重だ。レッズはまだまだミドルが上手くないチームだと思う。
 アルパイの残念な退団に伴い、新しいトップ下の選手を模索中だという。願わくは、飛び込み上手な選手か、ミドルシュートの上手い選手、あるいはフリーキッカーなど、得点感覚に優れた選手に来ていただきたいものだ。終始攻勢なのに点が入らないレッズには、今こそそういう選手が求められているように思う。
 ちなみに今日は、焼酎の水割りを作りに台所に立ったところでTVが歓声を挙げた。そう。ヤマのミドルを見逃したのである。希少な瞬間だったのに!