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珍しく、空席の多いスタジアム

 ナビ杯予選リーグ、浦和レッズアルビレックス新潟
 ひさしぶりにレッズらしい攻撃サッカーを見ることができた。坪井、三都州、ネネ、闘莉王と主力を代表戦や負傷で欠いたまま、なんとなくナビ杯らしい、少しのんびりしたムードは、TV画面に映し出されるバックスタンドの閑散とした光景からも伝わってくる。しかし、選手たちは妙な力が抜けて、気負ったドリブル勝負もなく、ワンタッチ、ツータッチ・パスによる連携のうまく取れたサッカーをピッチ上に展開してくれた。
 布陣を変えてきたという新潟は終盤の攻勢以外は、あまり怖くなく、安心してみていることができた。だからこそ、投入されたのだろうエスクデロのジュニア、16歳は、エメルソンと兄弟のように南米人らしいテクニックのあるパス交換を繰り返し、スタジアムをどよめかせた。
 長谷部と山田のセンスのよさをうかがわせたのは、大きなサイド・チェンジ主体の攻撃を作り出す山ほどのシーンだ。ルックアップでパスを受け、相手選手をいなしながら、前の選手の動き出しを呼ぶ。新潟との能力差が一番感じられる部分だったと思う。
 動きの質という意味では、田中達也は素晴らしいのに、なぜかシュートが昨年並みに戻っていない。決定機を外しすぎている今年のシーンの数々は、当然彼自身の頭の中にあるだろう。
 サイドに展開する永井の動きは、今日は効いていた。そこに、三都州がいなかったせいかもしれない。
 もう一つ要求したいのは、縦に上がったときの内館のミドル・シュートまでゆくという意識。それに平川の最終クロスのスピード、といったところか。
 エメルソンが復調しており、前節よりよほど動きがいいと感じた。弟分、あるいは宿敵アルゼンチンの選手であるエスクデロが、ベンチで虎視眈々とピッチを睨んでいたせいかもしれない。