シュンの日記なページ

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ダブルパンチ

 地震+大雪の眠れない夜が明けた。何せ未明の地震、札幌は震度3というけれど、揺れた時間は長く、泥炭地・湿地帯の上にできあがった石狩平野の都市はもっともっと脆弱で頼りない感覚で地震を迎えた気がする。それでも震度5を記録した前の地震に比べると揺れ幅も小さく、まあ起き出して息子を机の下に放り込むほどのパニックは起こさずに済んだ。
 朝釧路の倉庫から電話があって一応無事ですとの明るい返事。釧路は震度6強、マグニチュード7.1を記録しているとニュースが伝えている割には地震なれしていうというか、市民たちはあまりこたえない。取引先の反応も電話回線の向こうで普通に元気していた。電話回線が繋がっているうちは平和だということか。
 しかし今日の雪にはまいった。大雪は災害ではないのだけれど、日常生活を阻む要素の一つだ。会社に出かけるのにまず曲がり角を曲がるのに車は時間がかかるせいか、交差点の都度渋滞を巻き起こす。比較的田舎の道を辿って会社に出かけるから被害は最小限だけれども大型トラックがなかなか交差点を曲がれないその慎重さがいらついてならない朝なのだった。
 夜にはパジェロを会社の駐車場から掘り起こし、真っ白な世界を運転して帰る事になる。屋根に降り積もった雪を見ると40cmほどの厚みがあり、これは大雪だと思うのだが、インターネットで天気予報を確認すると25cmの積雪と、数字が甘い。
 つまり雪はまっすぐに降るのではなく吹き溜まるところではとっても沢山積もるのであって、雨の単位である降水量とは積雪量は根本的に違うということなのだ。我が家の玄関、車スペースなどはその吹き溜まりに相違なく、25cmどころかその倍ほどの新雪に覆われて、パジェロの侵入を拒んでみせるのだった。
 地震のある釧路ではあまり雪は積もらない。日本海側の雪と太平洋側の地震。ダブルパンチというには至らず、なんとなく北海道は生き延びている感じがする。