救援物資
新潟中越地震の被災者の様子を毎日TV画面で見ているのだが、体育館で寝泊りする高齢者がせめてマットレスがほしいと言っているのを聞き、自分の会社で扱っているレンタル用のマットレスの古いものを寄贈できないものかと考える。
もっとも、水は届かない、余震は頻発する、輸送手段がまだ確保されていないという混乱状態のようでもある。阪神淡路大震災のときには、米は余るほど届いたが、酒・煙草が不足し人々の精神状態を痛めつけたらしい。ましてや身内に被害者の多く出た震災であったから、酒による心のケアというものは、現場に入った人たちが体感したくらい大きいものだということだった。
確かに救援物資として酒を送るということは第一に考えないからこそ、現地では酒不足に喘ぎ、握り飯を腐らせることになってしまうのだ。
救援物資が一日も早く充実することを遠くより祈る。