シュンの日記なページ

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 日曜日に隣の隣のおばあちゃんが訪ねてきて、息子の名を呼んだ。なんとアゲハチョウの幼虫が七匹もいるんだそうで、これを全部虫かごに入れてくれたみたいだ。その後息子の友達もやってきて幼虫を怖がったり面白がったりしていた。
 本日夕食を仕事がらみで外で食べ、帰宅すると、いきなり芋虫たちが蛹に変化したみたいで、大騒ぎになっている。しかもほんの一時間前に幼虫だったものが、風呂から上がってみるとあっという間に蛹になってしまったのだという。
 机の上には望遠レンズつきの一眼レフと、電池の切れたデジカメが置いてあったが、どちらも役に立たなかったらしい。笑いながら、望遠レンズはマクロ機能を使ったりマニュアルフォーカスにしたりして使い、デジカメはACコードを繋いで応急的に使って、蛹たちを写真に収めた。夏休みの自由研究をいつも締め切りぎりぎりになって頭を絞って考え出すのだが、この夏はこいつでいけそうだ。
 友達に二匹くらいずつあげちゃいな、一匹残しておけばそれでいいんだよと息子にアドバイスしていたのだが、そんなひまもなく全員羽化しようとしているのだ。今日、とりわけ27度まで気温が上がる、という札幌にしては真夏日だったから、蝶たちは急いで蛹になってしまったのかもしれない。息子には生命の神秘を目撃しろよと言ってある。日本全体がまだ貧乏だった頃、40年も前に、埼玉県大宮市大家県営住宅(今はもう存在ないと思う)の一階居間にてぼくが目撃した蝶の羽化したあの忘れられぬ光景を、今息子が迎えようとしている、そのことも十分にぼくにとっては神秘なのだけれども。