シュンの日記なページ

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支配権

 ゲームの支配権を制したのがポルトガル。強烈な個性を擁するオランダの選手たちを自由に動かせまいと惜しげもなくプレスをかけ続ける。サッカーの基本とは言え、これが簡単にできないからこそ、サッカーはドラマチックなのだ。
 レッズのゲームでもよく言われることなのだが、ゲームへの入り方、これがよければそのゲームの見通しは明るい。いきなりのプレスに始まり、まず相手を圧倒し、自由を封じ、そうしていつのまにかゲームの支配権を制してゆく。
 得点の入るタイミングや審判のジャッジ、ホームかアウェイかなどによって、勝負の行方は変わってゆくのだが、オランダのペースになった時間帯も、結局のところ気力で吹っ切った感じがある。オウンゴールは不運だったが、それ以外のすべての時間帯を体力と気力の限り走りまくる。
 ポルトガルのサッカーが華麗さから、懸命さに変化していて、そこに組織力と一丸となったホーム開催国の意地を感じ取れるのだから、こうなったら優勝、という二文字しかありえまい。