シュンの日記なページ

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宿敵

 23年間も勝ったことのない相手スペインに、ホスト・カントリーであるポルトガルが決勝出場を賭けてなけなしの闘いを挑む。それだけでがたがたと氈えが来るほどの試合。見る前からそうだった。帰宅するや否やビール片手にビデオをまわし、あっという間に吸い寄せられる。感動の「おおおおおっ」という雄たけびをいくたびも挙げてしまう。渾身の戦い。こんなゲームはそう滅多に見られるものじゃない。でも事実、フィーゴが、デコが、クリチアナ・ロナウドが、ミゲルが、ヌーノ・ゴメスが、さらにゴールデン・ジェネレーションの生き残りフェルナンド・コートが走りまくった。あたりまくった。削りまくった。ああ、ポルトガルをずっと応援していて良かった。四年前のポルトガルが今、目の前に甦っているよ。ルイ・コスタはベンチだけどビブス姿で眼光鋭くゲームの乗りに自らを合わせている。
 一瞬、ざっくりと切れ味の鋭いシュート。フィーゴからヌーノ・ゴメスへ。パウレタへのこだわりをルイス・フェリペ監督が棄てたときに生まれた意地のゴール。試合が終わりラウルが、プジョルが、エルゲラが呆然とする。ポルトガル・イレブンが抱き合い地に転がり雄たけびを挙げる。レッズ以外の試合で珍しく涙がこみあげて来てしまった。ポルトガルをずっと好きでいてよかったよ。
 ビデオが終わる。新聞を手に取る。がい〜〜ん! 今日はフカキョンの『農家のヨメになりたい』最終回なのであった。すっかり忘れていた。見逃しちまった。サッカーの方はビデオ録画だったので先週のようにいったん休止できたんだ!
 まさに、悲喜こもごもナイトなのであった。