シュンの日記なページ

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ローカル・シーズン

 札幌ではそこかしこで今日は運動会だ。我が家は息子の小学校まで徒歩30秒の距離だから、窓を開けていると、息子の出場種目が近づいていることがわかる。だから何度も種目の都度、カメラを肩に玄関を出て息子の活躍(もしくは失敗)を見学に出かける。家の前は空き地だから、道路に沿って見慣れない車が違法駐車の行列をなす。
 午前中種目と種目の間に石狩図書館に出かけると、図書館の前の道路にも違法駐車車両が群れをなし、運動会の音楽やアナウンスがあたりにこだましていた。札幌中が今日は運動会なのだ、やっぱり。息子の学校は実は昨日が運動会の予定だったけれど、昨日の午前中は雨だったから延期されて、日曜日になった。
 運動会の競技内容は多少面白くなくなった。ぼくが札幌にやってきた9年前には、ヨサコイソーラン祭りがスタートアップして間もなかったから、運動会で上級生は踊りを練習して披露していたものだ。今では低学年の部さえ練習の必要なダンスその他は競技に盛り込まれていない。すべて土曜日が休日になった弊害。
 運動会には一族郎党心して乗り込むみたいだ。我が家のように種目とお弁当のときだけ小学校グラウンドを往復するのではない人が大半である。土曜日の休日は、実質は職員の休日確保のため、建前上は家族と一緒に過ごす時間を増やす、である。しかし運動会にろくすっぽ練習時間が取れなくなったのも土曜休日が始まってからのことだ。学校教師は夏休みその他で普通のサラリーマン以上の夏休みを確実に確保できる職業なのに、なぜ週休二日制なのであろうか。家族のため、っていうことの意味については、土曜日曜をしっかり確保できるだけの経済基盤がなければ、機能できないはずだ。まだまだ本州景気の回復に追いつけない北海道の貧民を捕まえて、土曜日出勤もある労働者向けに、公務員だけが週休二日をだしにした運動会の質の低下などを招いていて果たしてよいのか? と問いたいところなのだがなあ。
 ちなみに息子は急激な日焼けでひりひりしているみたいだ。人間どこかでそうしたひりひりした気分を忘れないようにしないといけないのだ、などと口走るぼくなのであった。