シュンの日記なページ

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ゲームの意味合い

 今日のハンガリー戦の意味合いは一体何なのだろう。試合中、ずうっと考えていたけれども、結局わからなかった。
 試合前にジーコはヨーロッパ組を無条件に使うことへの批判について、自分はヨーロッパ組の方が勝れていると思う、と答えた。国内組は今日のような試合で結果を出さないといけないと。だが、では中村は、柳沢は、ここのところの招集試合で、結果を出したのだったっけ? と単純に聴きたくなる。
 もう一つ、鹿島で無断外出した選手たちの処分が、どうしていまだにレギュラー選びに影響を与えてしまっているのだろうか。久保はどうして戻れている? 他はどうして戻れていない? 
 ジーコは何故毎回毎回違う選手を招集しては試すのだろうか。信頼するに足る選手がまだいないとでもいうのだろうか。何故毎度毎度急増ディフェンスラインを作るのだ? なぜ毎度毎度右サイドバックの選手、1.5列目の選手が違うのだ? なぜFWが違うのだ?
 そうして何をやりたいのかわからないまま、戦術らしきものもないまま、置物のように黙ってゲームを見詰めるジーコをTVカメラが意味もなく追い続け、マテウスの生き生きとした目に対し、表情の乏しいジーコ采配が謎めいたまま、続いて行った。
 前半、ずっと面白くないと感じていたのだが、きっと理由は二人のボランチのできの悪さだろう。攻撃に絡めないでいる福西と遠藤はどちらも攻撃の得意なMFなのに、後半、福西が三浦に変った途端、中盤が活き活きとし始める。コンディションをよく見極めないで使うジーコは、先般パフォーマンスの悪い欧州組を使い続けたときと同じだ。ベストコンディション、イコール、ベストイレブンという考えを確かジーコの口から聞いた気がするのだが、今は何と言う体たらくだろう。
 後半試合が動いて面白くなったものの、もっと激しく打ち崩されてもいい内容だった。連携の悪さ。スペースの使い方が半端であったり、ドリブル勝負に頼り過ぎたりと、バランスの悪さが否めない。ラストのPKかどうかでジーコが感情的になっている姿にしても、その前の持ち込まれた展開の悪さを隠蔽して自分をごまかす人間としての完成度の低さをしか感じさせてくれず、何だかがっかりさせられた。
 闘将マテウスをその場で引き抜いて日本に連れ帰って欲しい、と心底思ってしまった。