シュンの日記なページ

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四月バカ

 エイプリル・フールをそのまま日本語化して四月バカ。こんな翻訳、今時、B級映画だってあり得ないな、と思ってしまう。映画ほどではないけれど、最近は本の世界でもとりわけ翻訳しないタイトルが多い。翻訳物よりも国内物のタイトルがカタカナ化しているというのも、何だか変な現象だと思う。
 そう言えば子供の頃『ワイルド・バンチ』を『ワイルド・パンチ』だと思って見に行った映画に感化され、バンチってなんだ、と辞書を引いた。「群れ」とあった。つまり『野性の群れ』だった。何故映画のタイトルを『野性の群れ』にしなかったのかな、と考えた。だって当時、マカロニ・ウェスタン方面は『荒野の用心棒』とか『復讐の荒野』とか、無理やり『続・荒野の用心棒』とか『新・荒野の用心棒』まで、別にシリーズではないのに、邦題になっていたのだ。思えばイタリア語ではさすがに日本人に馴染みがなかったのかもしれない。でも『続・夕陽のガンマン/地獄の決闘』『新・夕陽のガンマン/復讐の荒野』と、急にイーストウッドのシリーズではなく、実はリー・バン・クリーフのシリーズであったのか、などと子供心に悩まされるのが、マカロニ・ウエスタンの常なのであった。
 というわけで、札幌の今朝は、玄関を開けると白い世界。げげ、遅刻しないか、と焦るぼくであったが、思えば冬タイヤ、少し前々凍りついた道を辿っていたぼくであり、車であり、雪が積もっていたからって何の問題もないのであった。旭川あたりはさらに昼過ぎまで真っ白の世界だったそうだ。言わば、『続・風雪の用心棒』ってところなのかな。