シュンの日記なページ

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大久保と田中達也

 東アジア選手権で日韓戦ということで、出張中の釧路のホテル、コンビニで仕入れたビールと食べ物を口に放り込みながらテレビに噛りついていた。釧路の美食は昨夜味わったので今日はサッカーだ。そういう風に気合いを入れてみてもあっという間に二枚のイエローで退場してゆく大久保というフォワードにまたも唖然。ジーコが何故この選手に肩入れするのかそのプレイスタイルを見ているとわかるような気がする。トリッキーなボールキープとダーティさは日本人離れしていて、ぼくにはいつもブラジル人選手のように映る。ただブラジルの代表のような技術にまではそれが至らないと思う。それでも日本では代表になれてしまう、というところにジーコの譲歩を感じてしまうから嫌なのである。
 誰がどう見たって今は日本の旬なフォワードは久保と田中達也であると思う。リーグを見れば一目瞭然だ。田中達也はシーズン総得点数で及ばないのだが、出場機会の少なかったファーストステージがあるので、セカンドだけを見ればその活躍は歴然としている。ナビスコカップを勝ち抜いており、そちらの得点率を加味して、田中達也の好調ぶりを認めるべきなのに、ジーコはそうしないでいる。五輪に専念してもらうということらしいが、それでは何故大久保や石川は両チームの代表を兼ねているのだと言いたい。
 そんな不満がうっ積しているから、何故かこの日韓戦も勝たなくていいかという気持ちで見ていた。もちろん頭ではそう考えつつ、気持ちは決定的なシーンのたびに叫びを挙げている。ここに田中達也がいればきっと……といつの間にか想像している自分に気づき、そのたびにまたジーコへの不満、鹿島勢への肩入れ(本山がなぜ代表FWなのだ?)への不審だけを感じてしまうのだ。
 日本代表はジーコと心中してW杯を逃すということまで、果たしてどれだけの人間が覚悟しているだろうか?