シュンの日記なページ

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エンドタイトル

 平日になると不思議なことに、休日よりもずっと多くの遊びを思いつく。今日はTVで『プロジェクトX』を見て、いつものように中島みゆきの『ヘッドライト テールライト』にうるうると眼をうるませて妻に馬鹿にされていたのだけれど、紅白でテーマ曲を中島みゆきが歌ったのは絶対に間違いで、やはりエンドタイトルを歌うべきだったのだとぼくは主張し、妻にはやはり否定されたのだった。
 でもぼくのように真面目に番組を見る人にとって、エンドタイトルが優しく流れ出すあの番組のあの時間というのは実に心地よく感動的で、うるうると涙腺を緩ませる何かであるのだ。
 そうしてみるとドラマや番組や映画の音楽の凄味とはもしかしてテーマ曲ではなくエンディングにこそ存在するのではないかと言うことに思い当たった。そこで思い出したのが『傷だらけの天使』(もちろんショーケン・バージョン)の最終回のあのエンドタイトルの忘れられないほど物悲しいジャパニーズ・ブルース。あれは誰が歌ったなんという名の曲だったのかが気になり、レーザーディスクを引っ繰り返そうかと思い立った。だけど、平日で、もう夜更けだ。明日は仕事だ。今までの三連休をぐうたら過ごしているのに、何故に平日になるとこうしていろいろこだわりたいことが出来てしまうのだろうか。
 そんな意味で、今日は敢えて『傷だらけの天使』の最終話を見ない。そう言えば工藤栄一の映画『逃れの街』のエンドタイトルも確か良かった。工藤栄一と言えば松田優作主演の『ヨコハマBJブルース』の音楽も良かったぞ。今でもカラオケで歌う『灰色の街』は好きだが、あれはテーマソングと言えた。エンドタイトルは何だったろうか、やはりクリエイションをバックに松田優作が歌ったブルースであっただろうか……こう言う風に平日の夜の思いはつきない。