2003-09-15 石狩落日 地球の丸さを海に感じ、息子は太陽がなぜ赤く大きくなるのか、なぜ海の向こうに沈んでゆくのかを、最近覚えたての天文学の本から得た知識で、ぼくに語ってみせる。 長い段丘を通り抜けると、石狩平野が一望となる丘の上。札幌の夕景が視界いっぱいに広がり、すべてが夕陽を斜めから受けてセピア色だ。大地の色。時間の歌。いろいろな調べを感じる。乗馬クラブを過ぎて、石狩川の最も河口に近い大橋を渡る。 家路。息子との冒険旅行の終わりである。