今年は弟の墓参りに行けず何となくどこか心の片隅に引っかかる。無宗教者のぼくでも、四季の豊かな日本に生まれ育ったせいだと思うが、四季の行事にはこだわるところがある。年明けに初詣をしないと正月を無事過ごしたという感じがしないし、盆に墓参りをしないと夏が過ぎてゆくという気がしない。代わりに今年は花火大会や夏祭りなど、近隣で済ませられるところに出かけていった。
でもまだ何か引っかかっている。墓参りだけではなかった。ついに大通り公園のビアガーデンに出かけなかったではないか。
そう言えば、冷夏という文字が紙面に毎日踊っている。