授業参観

　今日ずいぶんと久しぶりに息子の授業の父兄参観に出かけてきた。息子の小学校の教室は廊下側が壁で仕切られていなく、廊下の部分はフリースペースと呼ばれる。ただしフリースペースに立って授業を真横から眺めるてはいけないことになっている。きちんと教室内に入って、後ろから参観するのだ。
　息子は一番前の席で、動きが少なく、前を向いたままなので、自分の父親がやってきたことにも気づいていないみたいだった。一日フリーの参観日なので、混雑していないし、子どもたちもいつ自分の親がやってくるのかわかりにくいと思う。息子は答がわかっていても手を上げず、置物のようにおとなしい。活発な子供時代を過ごしたぼくとは真反対である。おそらく妻のほうに似たのだろう。
　後で聞いたら息子はやはりぼくが参観に来ていたことに気づいていなかったそうだ。気づいていたら、ちゃんと手を上げて答えたのだそうだ。なぜ？　と訊くと、手を上げないと妻におこられるからなのだそうだ。やれやれ。