シュンの日記なページ

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J-TAKTシステム

 では実際にぼくがネットでの配信をしたい場合だが、まずはJASRACから許諾を得なくてならない。

 著作権は、演奏家やCD作成会社や作詞家や作曲家のそれぞれが所有している。彼らのひとりひとりにいちいち許諾を得て著作権料を分配しつつ支払うというわけにはなかなかゆかないから、その部分の作業をこれまた一括して執り行い、ぼくらから著作権料を一括して集めて各著作権者に著作権料を分配して支払ってゆくという組織がちゃんとある。日本ではそれを執り行うのが、さきほどから出てきているJASRACという組織である。

 現在、許諾申請作業はオンラインでも、ある程度片づけることができるようになっている。定額料金を払いこむことによってJASRACから許諾を得るシステムができたのがつい最近のこと。J-TAKTというネットでの申請システムがそれだ。

 そういうわけで早速、申請ページに行ってみた。メニュー通りに進むとあれよあれよと申請作業が進む。個人の非営利目的の場合、一曲一年間で1200円という料金がかかるらしい。広告収入などがあれば、それは商行為になってしまうので、値段は少し上がるみたいだ。ぼくの現在のサイトは広告を載せていないので最低料金になるわけだ。3曲ほど申し込んで、JASRACJ-WIDというサイトからデータ検索をし、曲目のコードをきちんと入力してゆく。作曲者や演奏家の名前もすべてデータベースから申請書の所定の欄へとコピーしてゆく。

 そして仮申請を終えると、正式な申請用紙が発行されるので、これを印刷する。自分の名前のあとに現在のところ判をつく必要がある。ぼくは本日そこに押印して郵送したわけだ。二週間ほどのあいだにぼくのサイトに特別問題がなければ、今度は請求書兼払い込み用紙が送られてくるらしいのでこれをコンビニなどで支払う。入金が確認された時点で許諾通知がメールされる。許諾マークを取得することができて、晴れて自演データをサイトに貼り付けることができるわけである。

 ちょっと引っかかったのは、やはり捺印しなくてはいけないという純日本的な部分である。いずれは認証で済むようになるらしいが、著作権協会は最高の厳めしい態度をいまのところ選択しつづけているわけである。自由に音楽を配信したいならば、自作自演ということが一番簡単でいいわけだ。そんなわけで、今のところぼくのサイトでは即興演奏だけのデータを掲載している。