刷毛ではいたような夕焼け空を見上げながら、西に向けて車を転がす。薄暗くなった茨戸川べりを走り、石狩の図書館に着く。休館日のせいで灯りの消えた入口に、返却ボックスが真っ黒な口をあけており、そこに『ウォッチメイカー』を落とす。これが、ぼくの、…
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