ファット・ダブル
何故か今日は独りで夕食を食べることになってしまった。パンケーキが食べたい女性たちに自由に行ってもらうため、自分はどこかに飲みに行ってもいいよ、と提案したのが敗因で、その後女性陣は、パンケーキなど見向きもせず普通の店にゆくことになったのだが、もうぼくにはそこに参加できる余地はなかったのだ。
困ったぼくは、知っている店、即ち昨夜行ったファットグリークへ今日も出かけた。サーモンのグリルにライスやパンやサラダが付いたプレートだ。美味しく完食。笑顔で送り出してくれる美形ウエイトレスに手を振られる頃には、今度また、独りでハワイの巷に放り出されたら、迷いなくここへ来ようと固く心に違っていたのだった。
続いてインターナショナル・マーケットプレイスに移動、ファッティーズ・チャイニーズ・ファースト・フード。知る人ぞ知る四川料理のとにかくなんでも辛い店だ。テイクアウトも多いので、そちらも行列ができている。食事の方も一人分くらい待った。夜は混むのだなあ。2年前に食べたワンタンメンを食べて帰った。妻はまだどこぞのレストランにいるらしく、女性三人で巨大ステーキを持て余しているそうだった。やれやれ。
ともあれ、ハワイの最後の夜はこうして更けてゆく。