病棟の息子を昼食時を狙って見舞い。
点滴スタンドを離れた息子は、国境を越えて自由を得たばかりの亡命者みたいに喜んでいた。
トイレに気軽に行ける。
売店への通路は段差があって、点滴スタンドが転がりにくく、売店の入口はスタンドの高さを調整しないとぶつかって入れなかったのだ、と明かした。院内にもバリアフリーが求められるよなあ。
ちなみに彼のランチメニューは、白身魚のピカタ風、とろろ、味噌汁、粥、酢漬け、おひたしなどなど。精進料理みたいなもの、かな。
ともあれ、明るい表情の息子を見て、ほっとするひと時なのだ。