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『遊星からの物体X ファーストコンタクト』

 昨年の8月公開された映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』をDVD&ストロング・スピーカーYAMAHA NS-1000Mで家庭鑑賞。あのジョン・カーペンター監督作品の素晴らしい作品を30年後の技術でまたCGリメイクかよ、けっ、てな感じで見向きもしなかったのだが、予想に反して、これが収穫だった。
 何よりも製作者が同じ、スタッフはカーペンターへのリスペクトを込めて映画を作り、それゆえにこそCGを最小限に抑え、特殊メイク技術などのクリエイターを実際に作り、ロボット化するなど、30年前の手間ひまかけた特殊撮影にすごくこだわっているのだ。だからこその映像もさることながら、驚いたのは、これが30年前の南極アメリカ基地の焼き直しではなく、カート・ラッセル率いるアメリカ隊が発見したノルウェイ基地の語られなかったプロローグの物語であったことだ。
 副題のファーストコンタクトが、前日譚であることを示していることに、ついぞ気づいていなかったぼくが悪い。
 映画は正しい。
 最後にしっかりと30年前の映画にこいつが引き継がれるところを確認して観客はこの作品を過去作品ともども賞賛しながら席を立つことができるという、仕掛けになっている。うーん、これなら劇場に足を運んでも見るべき映画だったろうなあ。

遊星からの物体X ファーストコンタクト [DVD]

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遊星からの物体X

遊星からの物体X

 今日も息子に面会。
 採血結果については、今日説明があり、患部の炎症がだいぶおさまったとのことで、明日もう一度採血の上、今後の治療方針を考えるそうである。
 息子も見かけは元気そのもの。夜もよく眠れるそうである。昼間は、眠らず、TVを観たり、本を読んだり、携帯をいじったり……。
 じゃあ、明日の結果により、うまくゆけば退院の見通しが立つかもな、と微笑み合う父子なのであった。
 そういえば昔、DVDの『遊星からの物体X』を一緒に観た話をしたら、彼は完全に覚えており、今日観た『遊星からの物体X ファーストコンタクト』について話してみた。南極のノルウェイ基地の襲われた詳細のことまでは覚えていないようだったが、前日譚だということで興味を覚えたようである。
 退院したら、是非見て欲しい映画の一本。