仕事の夢をよく見、またそれに関わる寝言を、どうも言うらしい。時には、途中で、夢から覚めてしまい、寝言だけを取り繕おうとして、その困難さに困ったりしている覚醒した意識が、一方で生じたりしていることもある。
夢は取りとめがないから、寝言とつきあわされた妻の話をあとから聞くと、とても面白い。例えば、こんな具合。
「池袋のパルコに行くんだ」
「何を買いにゆくの?」
「物置を買うんだよ」
「そんなものを買って、一体このマンションのどこに置こうというの?」
「ベランダに置くんだよ」
いったいぼくはどんな夢をていたのだろうか? 無論、全然記憶には、ありません。