シュンの日記なページ

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12時間

 今朝は一緒に家を出た。でもぼくはいつも通り会社へ。パートナーは、会社ではなく休暇をイギリスで過ごすべく、成田へ向かってゆく。ぼくとこうなる前に組んであった予定であり、仕方のないことだ。
 出発間際に携帯に伝言が入る。フライト時間は12時間だそうだ。前後を考えれば14時間くらいは何も連絡できない状態になるだろう、ということ。
ぼくは仕事が遅くなり、週末ということもあって、辛子亭で職場仲間と焼き肉で乾杯をしていた。真夜中を過ぎて、帰宅。トイレに入る間に、携帯に着信。ああ、彼女からの留守電だ。風呂に入ると家電に着信、またも留守電となった。
 かくして、長いフライトの後もまだ、連絡が取れていない。フェイスブックも試してみるそうだ。なんだかデリケートな旅行になってしまっているんじゃないか、って申し訳なく思う。思う存分、日々の仕事の疲れを忘れ、楽しんでくれたらいいのだが。
 ぼくは、明日は引っ越しと、重大なアポの成果を求められるという二大テーマでうごかなくてはならない。早く落ち着いて、ゆっくり国際電話で近況報告をし合える時が来るといいと思う。すれ違う時間は、映画のように、小説のように、いつも物語の人物たちのままにならない。皮肉と運命によって、時間はいかようにでも料理されてしまうのである。