ジャズをいっぱい

　この正月の帰省の折に、弟の遺品であるジャズのCDを札幌からいっぱい持ち帰ってきたので、i-podクラシックに大容量であることをいいことに、どんどんインポートしてしまう。ソニー・ロリンズの初期のものもいいけれど、弟がジャズマンになるきっかけとなったカウント・ベイシーもいいな。ベイシーはもともと母が好きで、弟を連れてライブに行ったことがあり、それで弟はガツンと来たらしいのだ。

　

　それまでぼくと同じフォークギター一本だったのが、まるで趣味を変えた。遠藤賢治や古井戸が好きだった人間がモダンジャズ・カルテットなどを好きになってゆき、早稲田に入学したらさっさとニューオーリンズ・ジャズクラブに入り、最後はディズニーランド・バンドに入り、プロとしての自覚を表したところで一瞬のバイク事故で命を落としたのだった。
　1/9がぼくの誕生日で、1/12が弟の誕生日だから、いつもバースデイケーキは二人で一つのものをどちらか都合のいい曜日に食べる習慣があった幼少時代、なんてことを思い出す。
　そんな気分でどんどんジャズをいっぱい、i-podに！