シュンの日記なページ

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ハードボイルドの似合うボストン

 今、高視聴率を稼いでいるらしい『家政婦のミタ』は、何年か前に流行った『女王の教室』の焼き直しだな。小学生レベルでまでヒロインの決め台詞が流行してしまうという社会現象という意味でも共通している。『女王の教室』は札幌で家族みんなでわくわくして見たものだ。
 ちなみにぼくは相変わらず海外ドラマ志向で、『CSI』シリーズはもちろんのこと、『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』、『ザ・パシフィック』や『バンド・オブ・ブラザース』などの戦記物、最近では『クリミナル・マインド特命捜査班レッドセル』、『リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線』などなど。

 特に『リゾーリ・アンド・アイルズ』は海外ミステリ好きははまると思う。小説のシリーズみたいだなと、思っていたら、やはりテス・ジェリッツェンという女流作家のミステリ・シリーズのドラマ化だった。日本では『外科医』というシリーズ内作品が翻訳されているみたいだ。舞台がボストンということもあり、スペンサー・シリーズを思わせる独特な雰囲気が好みである。ジェリッツェンは内科医から作家に転向した経歴であり、本来医療ミステリのリーグなのかもしれない。リゾーリという男勝りの突貫刑事に対し、優雅でお洒落な検視官という取り合わせで、犯罪に挑むシリーズなのだが、わき役たちとのコンビネーションも楽しめる。シリーズらしいシリーズといえるかな。

外科医 (文春文庫)