シュンの日記なページ

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今さら初恋

 今日はひさびさに早く仕事を退けて、家に帰ったのだが、それでも21時。会社から家までが来るまで15-20分くらいだから、20時40分くらいに仕事を退けたのだと思う。この退社時刻が俗に言う「早く退けた」なのかどうかはさておき。
 とにかくそういう余裕があったので、DVDを取り出して見始める。今日は、ずっと、見たいぞ見たいぞと思いながら見残していた宮崎あおい主演の『初恋』。

初恋 [DVD]

 いやあ、よかった。特にこれは1970年前後の映画なんではないだろうかと錯覚を起こさせるほどに時代をワープしてみせた演出が凄い。古い映画になぜ宮崎あおいが出ているのだろうと疑問に思わせるほど、それはぼくの小学校から高校にかけての時代背景を切り取った映画であったのだ。
 特に三億円事件をネタに使った青春恋愛映画とは、こんなにもハードボイルドなのか、と今流行りの教訓じみた甘口青春ドラマが溢れるさなか、実に頼もしくも心のある映画である。スポイルアウトされる側の目線で描いた映画のなかで、しっかりと少女の孤独が屹立しており、そのシャープさとノスタルジイの同居に恐れ入る。
 まいりました。

初恋(ファースト・ラブ) [DVD]

 ちなみに同名の映画であるツルゲーネフ原作の『初恋』もいい。あの映画のドミニク・サンダには少年ならば誰もが憧れる。自分もティーンのときに見た映画だから特に今もなお記憶に残る。