ディック・フランシス『審判』に続いて、札幌からの飛行機の中で読み出したジョン・グリシャムの新作『謀略法廷』上巻を読了する。さすが本家本元。イギリスとアメリカの法廷の違いなども感じられて、連続リーガル・リーディングの楽しみ、ここにきわまれり。
これから分厚い下巻に突入するのだが、ここのところ新潮文庫が頑張ってくれていて、ジョン・グリシャムのような一級品が文庫価格で読めるようになったことはとても嬉しい。夏の暑い盛りだからこそ、日本から離れて、ヨーロッパやアメリカの異国の物語に思いを馳せる楽しみ、なんていうのもありだと思う。しかし、邦題タイトル、いまどき……何とかならないものかと思います。