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人を見分ける

crimewave2007-04-09

 通っている歯科医のホームページにはすべての歯科医、歯科衛生士、歯科助手の写真が出ているので、実物と写真とを頭の中で照合させようとするのだが、どうもなかなか実物と写真とがうまく繋がらない。

 この人は誰だろうと、まじまじと歯科医の待合室で、出入りするスタッフを見詰めるのだが、こんな人、写真の中にいたっけ? という疑問のままに終わることが多い。

 男性スタッフは、人数も少ないし、ホームーページには医師だから名前が入っていたりするので、名札などを見ても何となく繋がってくれるのだ。だが、女性は、というとマスクをした目だけでの判断は難しいし、場合によってはディスポーザブルの飛沫防止用眼鏡をかけている人だっている。その上、髪を上げたり下ろしたり、結わえたりばらけさせたり、と女性に関しては、もうよほど顔に特徴がない限り、見分けるのが難しい。

 世界というのは大体、このようにできているのだろうなあ、と急に演繹的に思考を拡大させながら、ぼくは歯科診療台に横たわり、「はい、倒しますよー」という背後からのスタッフの声を待ち受ける。

 ちなみに今日の衛生士については以前3時間もつきっきりになってくれた担当の人なので、しっかり覚えていた。覚えてしまえば人は不思議と他の人とは特定できるもので、この女性であれば多少髪型を変えていても、写真と全然大差ないように思えてしまう。

 そう言えば床屋は頭の形で人を記憶できると聴いたことがある。ということは、歯科スタッフは虫歯の位置で人を記憶しているのだろうか。うーむ。