シュンの日記なページ

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風呂と酒

 仕事の後、グルメシップに久々に出かけた。元はビッグシップというただの巨大温泉施設だったが、そこそこの料理を食べ、しこたま酒を呑むことのできる風呂屋を売りに再建したところだ。

 どこの地方都市も似たようなものなのだろうが、札幌は、車社会だ。特に、札幌郊外の生活では、車は必須である。何しろ、雪のある季節には、老婆だって出かけるには車がなきゃあ、転倒骨折や、悪ければ行き倒れて遭難しちまう。

 そんなわけで高校を出ると同時に、ほとんどの人が免許を取るみたいだし、そうでなければ冬の間はほとんど出かけることができない。公共交通機関の範囲以外の場所には。その公共交通機関にしたって、年々鉄路が廃線となり、今の春も第三セクターで頑張っていたふるさと銀河線が、とうとうバスへの代替わりを余儀なくされたところだ。

 そんな不便さが生んだのが、一方でどこを掘っても必ず湧き出すという温泉文化であり、巨大な駐車場文化でもある。その両方を兼ね備えた一つが、このグルメシップ。

 仕事帰りに、車で無料駐車場に乗り入れ、観光地の巨大温泉ホテルも顔負けの巨大風呂を楽しんだ後、焼肉を食べながらビールをしこたま呑む。平日なら飲み物別の料理+風呂セットが1900円。下手な居酒屋よりも安く済む。1000円プラスで翌日までの延長代となるから、宿泊者が大勢いる。TV付きの寝椅子か、敷布団の敷かれた広間、座敷などを選ぶ。

 この夜は、昔の同僚とゆっくり呑んだ。春以降は平日ゴルフの友でもある。明け方に目を覚まし、彼を起こす。帰宅前に風呂に入るかどうか迷ったが、眠たさに負けて結局そのまま家路に着くことを選ぶ。

 外に出ると、小雪が舞い落ちている。うっすらと道路が雪化粧していた。紛れもない今朝から四月に入ったはずだというのに。