記憶の向こうの海外TVドラマたち
ジム・トンプスンによる有名ドラマのノヴェライズ。本編とは関係ない話だが、巻末解説で羅列されるこの頃のアメリカのTVドラマが、いちいち懐かしい。
『ミステリー・ゾーン(=トワイライト・ゾーン)』『アウター・リミッツ』はあまりにも有名なドラマで、子供時代にはぼくらはこうしたドラマを通じて想像力を食べてきた。後に『ウルトラ・ゾーン』というようなものもあった気がする。吸血鬼やフランケンシュタイン、狼男と古典的な素材を扱う『ショック』というドラマ・シリーズは子供心にはとても恐怖だった。
ハードボイルドやクライムのドラマとしては『アンタッチャブル』『ペリー・メイスン』『ヒッチコック劇場』。そしてこの『鬼警部アイアンサイド』など若山弦蔵という超低音の声優が魅力であった。『スパイ大作戦』『0011ナポレオン・ソロ』『宇宙大作戦』などから、『謎の円盤UFO』『インベイダー』など、SF系もけっこうスリリングなものが多かった。
西部劇では『ララミー牧場』『ライフルメン』『拳銃無宿』『ローハイド』『ブロンコ・シャイアン』。『シェーン』というのはドラマ化されていなかっただろうか?
と昔の海外TVドラマを連ねてゆくだけでも相当に楽しい。韓流ドラマというのは、とんと知らないのだけれども。