シュンの日記なページ

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天皇杯5回戦 湘南戦

 湘南にはまだあの吉野がいたのか。今になってみれば少しの間だったが吉野がいたその同じポジションには今、長谷部がレギュラーとして立っている。今日そのあたりの対決を見ていて、レッズが強くなった核にこの長谷部という存在が欠かせないことを実感していた。彼からの縦パス、左右に散らすパス、どれもがレッズのゲームを躍動感溢れるリズミカルなものにしてゆく。ドリブルとパスという自在な使い分けをすることでタイプとしては長期欠場を余儀なくされている山瀬と似たタイプなのだが、天才肌の山瀬に対し、長谷部は成長をどんどん遂げてゆく選手だ。レッズで育ちレッズで闘う。つまりレッズという畑でしっかりと育ってきた果実である。もちろん山田暢久と同じ藤枝東高という土壌に基礎が育まれたからこそ今の基本技術の高さがあるのだろうが、最初の頃よりずっとディフェンス能力が高くなっていることは衆目の一致するところであると思う。
 達也が今日は二得点。とりわけ一点目のシュートはスピードの中での高い技術に保証されたゴールであった。長谷部は長谷部らしいシュートを得点に結び付けたし、ここのところ得点感覚をチームとして失いかけていた浦和レッズにとって、なかなか決められないでいた二人のゴールシーンはいいプレゼントになったと思う。こうした一つ一つのゴールが、もっとずっと大事な試合で決めてくれる布石になってくれればいいと思う。
 そういえば吉野ばかりではなく城定までも久々にピッチで見た。彼は湘南にいたのか。相変わらずの大きなプレイぶりはもう一つで国際的な選手になる素質を窺わせる大器に見えたのだけれど。足の遅さというのがレッズにいた頃は際だっていた。それをカバーするのがアーリーなパスなのだったよな、確か。元レッズの選手があちこちで頑張っているのを見ると懐かしさでいっぱいになるのはどうしてだろう。