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採用面接

 旭川の人員に欠員が出たので、午前は事務、午後は倉庫管理業務のための採用面接。面接官の立場は久しぶりだが、メインは本社人事課の人間が進める。決まりきった質問を投げ与え、相手の反応を見る。
 一日中前職の退職理由などにつきあっていたが、リストラ、業務縮小による先行きの不安、倒産、等々景気の悪さを思わせるものばかりで、ああ、面接というのは景気の状況を肌で感じられるものなのだなとつくづく思った。
 道北の畜産農家を営む実家から出てきた青年は、法律の変動で堆肥舎を増築せねばならなくなり、農協からの融資が必要となったのだが、農協の合併によって融資そのものの限度額が変更となった、なので長男である自分は将来のために家を出て旭川で就職したいのだ、しかし一方で父は本人に成りすまして先日会社に断りの電話を入れてきた、父はギャンブルに夢中で働かないのだ……等々。
 何とも辛い人生がそこらに転がっているのだなと思われるのが、現在の道北における採用面接の光景だったのである。