1971年の日本映画で、三人の女優を浅岡ルリ子、有馬稲子、岡田茉莉子が演じている。BS深夜枠でこれを見始めたらやめられなくなり、結局全部見てしまった。映像に半端なものが一切なく、凝りに凝っている。フランス・ヌーベルバーグ映画を見ているかのように構図と色彩と陰影を計算しているために、ストーリーよりも何よりも女優たちの美しさと構図の絵的な魅力だけで引っ張られる。なんとはなしにゴダールの映像を想起させた。BSでは当分の間、吉田喜重監督映画を放映し続けるらしい。この時間枠で見るのはつらいけれども。ハードディスク・レコーダーがほしいぞ!