シュンの日記なページ

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文庫本とハードカバー

 出張のときには文庫本を持ってゆく。軽いし取り出しやすく、ズボンの尻ポケットにだって突っ込むことができる(京極夏彦の作品だと無理だと思うけれども)。
 そうでない通勤の日々はほぼ車を使うので、毎日本など読めるわけもないのだが、一応活字中毒者であるぼくとしてはハードカバーを革鞄に入れて持って歩くことにしている。と、携帯性を重視して読書スケジュールを組むのが原則である。
 昨週末は飛行機で東京へ飛ばねばならなかったから文庫本をと考え、S・ハンターの『ハバナの男たち』を持っていった。ぼくの場合強迫神経症的にそれを読み終えてしまったときの予備として次の一冊も抱えてゆく。だから上下巻作品であるこうした作品は大歓迎なのだ。
 しかし上巻だけ読み終えると、今週は下巻を持ち歩くことになってしまう。このあたりが上下巻作品である場合の融通の利かないところだ。図書館からハードカバーを二冊借りているのに、それ以前に下巻を読んでしまわねば気が済まないという理由で、車通勤の革鞄に文庫本を入れてゆかねばらならない。もう少しジェットコースター的面白さであればこういう予定はクリアできていたのだけれど、あいにくハンターとしては珍しくブレーキがかかる作品。時には作品そのものの読みが外れる場合もある、ということですね。