劇的！

　随分遅れたけれどギリシャがチェコを劇的なゴールで下す試合を今夜、ＪＯＭＯオールスターの後に見た。Ｊリーグのオールスターは開催地新潟への花持たせや、いつまでも懲りないカズ-ゴン神話のおかげで、今のトップクラスのオールスターではなく、これでお茶を濁しておきましょうというくらいのオールスター。毎年こんなだからなれているけれども。
　それにしてもギリシャのペースは徹底してチェコを押さえ込んでしまった。あそこまで一方的に主導権を握るサッカーというのはあまり見たことがない。もちろん守備に徹していて、攻撃には人数をかけない。守備と攻撃はそれぞれ別のチームみたいに。守備の人間はセットプレイですらあまり攻撃に加わらない。なんだかオフト時代のつまらなかった浦和レッズみたいだけれど、ギリシアには攻撃のスピードと鋭さがある。
　凄いチームとまた当たる運命になったポルトガルは一戦目に負けているから雪辱のモチベーションがどこまで高いか、問われることになる試合だろう。思えばあのポルトガルへの勝利は、ギリシャにとってフロックでも何でもなかったんだな。事実上の決勝戦が実は初戦から行われていたことだったのか。ううむ。